仮想通貨『Litecoin(ライトコイン)』とは?相場と今後の動向

「ライトコイン」とは?

「第二のビットコイン」として市場の注目を集めている、「ライトコイン」
2017年7月28日現在、仮想通貨の時価総額ランキングにおいて、第4位の2,400億円市場全体の2%を占めています。

ビットコインから派生した仮想通貨であり、ビットコインのウィークポイントを補うことを目的に開発されました。
ビットコインなどとは違い、ライトコインには明確に開発者が存在します。開発者は、チャーリー・リー氏。そのリー氏が、ライトコインを評して、以下のように述べています。
「ビットコインを金とするなら、ライトコインは銀のような存在にデザインしている」と。
ビットコインの代替的存在であるライトコインは、埋蔵量においては、ビットコインを上回る、すなわち希少価値ではビットコインには及ばない。しかし、その分、流通量において勝るため、身近な取り引きではより手軽に利用される事を目的に設計した、という意図が読み取れます。

ではここからは、ビットコインとの比較において、ライトコインの特徴を見ていきましょう。

ライトコインとビットコインの違い

ビットコインとライトコインの違い

A.埋蔵量の違い

ビットコインの上限が2,100万枚であるのに対し、ライトコインは、上限が8,400万枚と、ビットコインの実に4倍。これは、インフレ率をビットコインに合わせるよう、設計されているようです。

B.ブロックの生成スピードの違い

ビットコインは10分に1回、ブロックを生成するのに対し、ライトコインは2.5分に1回、ブロックを生成しています。ライトコインはビットコインの4分の1のスピードで決裁処理が出来るため、ビットコインよりさらに多くのトランザクション(取り引き)の処理が可能になりました。

C.発掘難易度の違い

ライトコインの新規発行には、ビットコインと同様に、マイニング(採掘)作業が必要になります。ビットコインの場合、マイニングには大容量の情報を処理出来る大型コンピュータと、それを賄うだけの電力が必要で、一部の企業が独占的に行っている状況です。これに対してライトコインは、一般的なCPUでも行える程度の採掘難易度に設定されています。

ライトコインの相場

ライトコインの相場
2011年のリリース依頼、早くも6年目に突入しているライトコインですが、その間、相場における値動きはどのようなものだったでしょうか。

A.半減期

2015年8月25日、半減期を迎えたことから、市場価格の上昇が期待されました。2015年5月15日には、1LTC=173円であった価格は、6月6日には1LTC=663円という値をつけ、急激な価格上昇をみました。これは、近く起こる半減期を見越しての買い込み減少とみる事が出来ます。
半減期は、1ブロック採掘するごとに発行される通貨量を、半減させていく時期の事です。仮想通貨の大半は、通貨価値の低下を防ぐため、半減期を設け、少しずつ、発行量を減少させていく方法を取っています。

B.イギリスのEU離脱

2016年6月14日、イギリスは国民投票の結果、EUからの離脱を決意。その際に、イギリス・ポンドは大きく売られて市場価格が下落。その分、ライトコインが買われ、市場価格は上昇しました。

C.ライトコインのsegwitの実行

今年に入り、ビットコインのスケーラビリティ問題が浮上してきました。発行上限が、2,100万枚と決められているビットコインは、既に1,640万枚以上が発行済みで取引規模が大きくなりすぎ、処理速度の遅れが懸念材料とされてきました。ビットコインのブロックチェーンの容量が小さいゆえに、トランザクションが細り、遅延や停止を招いてしまう現象がおこっています。
このスケーラビリティ問題の解決策が、segwitです。端的に言うと、取り引きの際のデータ容量を小さくしてしまおう、というものです。ライトコインの開発者は、ビットコインが抱える問題を先回りする形で、segwit実行を表明しました。そして、マイナー(採掘者)の承認を取り付け、2017年5月11日、segwitを実行に移したのです。今年の3月に入り、市場価格は400円台を推移していましたが、4月17日には1,218円、そして5月11日には、一気に3,453円に高騰。その後も上昇気流は衰える事はなく、7月31日現在、4,442円の値を付けています。

ライトコインの今後

ビットコインとライトコインの関係
ビットコインとライトコインの関係は、ビットコインが太陽とすれば、ライトコインは月のようなもの。太陽の光の届かない夜を、月が照らすように、ビットコインの補完的な役割を果たしてきた、ライトコイン。ビットコインのスケーラビリティ問題を受け、いち早く解決策を打ち出したその積極的な姿勢は、市場に好意的に受け入れられています。今後、ビットコインが市場の注目を集めるたびに、ライトコインに対する評価も上昇基調を辿っていくでしょう。
「地味な」存在ではありますが、目を離せない仮想通貨の一つである事には変わりはないようです。

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